別れ…うつ病…今の私は…
一昨年前
私は、最愛の父を亡くしました。
余命宣告を受けて、一年近くの入退院
亡くなる迄の、四ヶ月の緩和病棟
出来る限り…父に会いに行っていました。
三姉妹の末っ子の私…
小さい頃から、甘えん坊で何時も
父の側にいました。
結婚してからは、私は両親、姉達と離れ実家から車で、三時間ほど離れた場所で
生活をしていました。
子供達が小さい頃は、金曜日になると実家に帰ってまた、日曜日には家に帰るそんな感じで、離れても休みには実家に帰って両親の顔見に行っていました。
何時も、姉達も集まり孫五人は、父(じじ)の取り合いでした。
優しいじじが、みんな大好きでした。
子供の成長と共に、やはり習い事、部活と忙しくなり実家に帰るのは、お盆、正月くらいになってしまいました。
月日は流れ…
二年程前…
姉から、じじ調子悪いとの連絡
私は実家へと向かいました
色々な症状が、父を苦しめていました。
検査結果…癌末期
手術、入院退院を繰り返し
最後に決めたのが
痛さを取ってあげたい
少しでも楽になるのなら
緩和ケア病棟でした。
もちろん
じじは知りません
ここの病室へ何故移されたのか…
姉は、長期間同じ病棟に入れないんだって〜と何となく流した
父も、そっか…
寂しそうで不安そうな父の姿…
お正月は、仮退院出来るって!
その言葉を聞いた父は、よーっし!食べるぞー!ととても嬉しそうに
頑張って痛さに耐え、食欲がないはずなのに、色々なものを口にするようになりました。
そしてお正月
家族全員が揃って、孫達に囲まれて過ごした最後の正月が終り
再び病院へ…
この頃から、私は仕事も休み
一日置きには、病院へ行き父の顔みては、また三時間かけ家に戻りと、行ったり来たりの日々を過ごしていました。
覚悟はしていても
震えが止まらない
でも、父の前では何時も笑顔
父は頑張りました!
最後迄、強い父でした!
家族、孫全員に囲まれてあの世へと旅立ちました…
永眠 平成二十八年三月十七日 七十三歳
そう…
この日から
私は変わっていきました
心にポッカリ穴が開くって
この事か…